30歳を過ぎてシミやくすみ、乾燥、大人ニキビなどの肌荒れに悩むことが増えた…と感じる方も多いのではないでしょうか。
30代は細胞の老化が少しずつ進み、肌の衰えを感じ始める時期です。ストレスや生活習慣の乱れが要因となったり、肌を守るためのスキンケアが、かえって肌荒れの原因となったりします。
この記事を読むと、肌荒れの原因と改善方法についてを知ることができるため、肌荒れが治らなくて悩んでいる方にとって、最適な内容になるでしょう。
肌荒れが良くならない原因とは?
肌に影響を及ぼすさまざまな原因に、外的要因(体の外から受ける影響)と内的要因(体の中で起こる変化)があります。自分の肌がどのような影響を受けているか以下の内容を確認してみましょう。
紫外線で引き起こされる光老化
「光老化」とは、太陽光によって引き起こされる老化現象のことです。実は、肌の老化の8割は「光老化」といわれています。日常的に長時間無防備に紫外線を浴び続けると、徐々に蓄積されてシミやしわを作ってしまいます。
過度なストレス
厚生労働省「こころの耳 ストレスとは」にもあるように、肌荒れとストレスは関係しています。ストレスによって起こる変化についてまとめました。
自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、免疫機能が低下してニキビや肌荒れの原因となります。
ターンオーバーの周期の変化
ターンオーバーのリズムが乱れると、肌の水分を保つことが難しくなり、バリア機能が低下して花粉やホコリなどの外的刺激にも敏感になります。
生理周期
女性は生理周期に合わせて、女性ホルモンが変動することで肌荒れに繋がります。生理期間中は、皮脂が増える傾向にあるため、かさつきや炎症、ニキビなどが目立つようになります。
男性ホルモン
男性ホルモンには、皮脂分泌を促進して角質を厚くする働きがあります。
女性の場合、体内の男性ホルモンの分泌が多い状態が続くと、皮脂分泌が増えます。そのため、肌の角質が厚くなって毛穴がふさがれニキビができやすくなるのです。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、このホルモンバランスが崩れるとニキビができやすいと言われています。
エストロゲンは肌のバリア機能を強化し、肌の保水力を高める作用があるため、エストロゲンがしっかり分泌されている状態であればニキビはできにくいです。
プロゲステロンは皮脂分泌を促します。生理前になるとプロゲステロンが増加して皮脂分泌が活発になるため、肌トラブルが起こるのです。
腸内環境の悪化
腸内環境が乱れると、腸の蠕動運動が鈍くなって便秘になります。便秘により悪玉菌が増加して、有害物質を生成し、腸から吸収されて肌トラブルを引き起こします。
間違ったスキンケア方法とNG行動
いろいろ試しているのに肌の調子が上がらない場合は、間違ったスキンケアをしている可能性があります。やりがちなNGケアを以下にまとめました。
- 何度も洗顔をしている
- 洗顔時のお湯の温度が40度以上
- 強いシャワーを直接肌に当てて洗っている
- 洗顔料の泡立てが足りない
- メイク落としの際やパフを使用してお化粧する時、顔をゴシゴシこする
- 化粧水や乳液の1回使用量が少ない
- 肌を強くパッティングする
- 日焼け止めは夏のみ使用している
- フェイスパックを15分以上つけている
- 自分で角栓を指で押し出したり、ニキビを潰したりしている
上記のスキンケア方法とNG行動に注意して、肌荒れを防ぎましょう。
きれいな肌を手にいれるための正しいスキンケア方法
きれいな肌の条件は、以下の3点があげられます。
- ハリがあって潤いがある
- キメが整っている
- 血色が良い
ここでは、美肌効果を高めるための正しいスキンケア方法を紹介しています。
肌をこすらず優しく丁寧に洗顔する
洗顔はぬるま湯で行い、洗顔料はレモン1個分ほど泡立てて洗いましょう。肌をゴシゴシ擦らず優しく丁寧に洗い、洗顔料が残らないように十分にすすぎます。
肌に合った保湿をする
化粧水や乳液は、適量を使ってはじめてスキンケア効果を発揮するため、各アイテムの適量を使いましょう。
また、美容液に含まれる成分は製品によって異なります。予防したい肌トラブルに応じた美容液を選ぶのがおすすめです。
紫外線対策をする
光老化を防ぐために日焼け止めの使用は必須ですが、夏だけでなく一年中注意が必要です。窓ガラス越しの紫外線にも油断できません。
日焼け止め以外に、サングラスの着用や帽子をかぶることで光老化を防げます。
肌荒れを解決するには生活習慣を見直す
肌荒れを解決するには以下の点に気をつけて生活習慣を見直す必要があります。
- 質の良い睡眠をとる
- なるべくストレスを溜め込まない
- 栄養バランスの取れた食事を摂取する
- 肌に触れるものは清潔に保つ
ここでは、肌を整えるための生活習慣の見直しと改善方法について説明しています。
質の良い睡眠をとる
良質かつ十分な睡眠をとるために、食事は入眠前2時間〜3時間前を目安に済ませて、眠る前は意識的にPCやスマートフォンを触らないようにしましょう。
心身をリラックスさせるためにアロマの香りで部屋を満たすのもおすすめです。
なるべくストレスは溜め込まない
ストレスを感じると、自律神経が乱れホルモンバランスが崩れることで肌の不調を招きます。
ストレスを上手にコントロールする方法を見つけることが大切です。ストレスを感じているときは、外に出て少し体を動かしましょう。適度な運動は血流を促し、肌に栄養を供給しやすくなります。
栄養バランスの取れた食事を摂取する
偏食や暴飲暴食を避け、バランスの良い食事を目指しましょう。糖質や脂質、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどの栄養のほか、発酵食品、食物繊維が豊富な食べ物を意識して摂ることが大切です。
肌に触れるものは清潔に保つ
人は寝ている時でも汗をかくと言われています。枕カバーや寝具カバーに汗が吸収され、時間が経つと雑菌が増えます。
雑菌がついたカバーを洗わないで使用することで、雑菌+摩擦で肌荒れを引き起こす原因となるため清潔に保ちましょう。
改善方法を試しても肌荒れが治らない場合は、美容クリニックを使おう
肌荒れが治らない時は、美容クリニックで治療を受けてみてはいかがでしょうか。忙しい方にとって、短時間で効果が出るのでおすすめです。
美容クリニックと聞くと少し構えてしまう方は、カウンセリングを受けてみるだけでも良いかもしれません。
まとめ
この記事では肌荒れを起こしてしまう原因と、正しいスキンケア方法についてまとめてみました。
肌荒れが治らない原因は以下の5点です。
- 紫外線で引き起こされる光老化
- 過度なストレス
- ホルモンバランスの乱れ
- 腸内環境の悪化
- 間違ったスキンケア方法とNG行動
肌荒れが改善しない場合、スキンケア方法や生活習慣を見直す必要があります。
肌荒れを起こさないため、または肌荒れを起こしてしまった場合には以下のスキンケア方法を試すと良いです。
- 肌をこすらず優しく丁寧に洗顔する
- 肌に合った保湿をする
- 紫外線対策をする
正しいスキンケアで肌荒れのない綺麗な肌を目指しましょう。
また、さまざまなスキンケア方法や原因を探っても改善しない方は、美容クリニックの活用がおすすめです。
コメント